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[2024.12.20] 【活動報告】センサリールーム実施報告

いつも群馬クレインサンダーズへ温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
12月11日(水)北海道戦にて、「B.LEAGUE Hope×日本生命 地域を元気に!バスケACTION センサリールーム」を実施し、感覚過敏をお持ちの子供たちを招待いたしました。
センサリールームの設置はクラブ初の取り組みとなります。

実施背景

大きな音や強い光が苦手な感覚過敏の症状がある方はもちろん、肢体不自由や人混みが苦手という理由で一般席での観戦が難しい方でも、ご家族やご友人と一緒に安心して試合観戦ができる環境を提供します。

実施内容

センサリールームには、試合時のブザー音や演出時の音響、光の刺激を少しでも和らげるためにイヤーマフやサングラスを貸出し、リラックス効果のあるクッションや簡易テント、感覚刺激グッズ(視覚や感覚を刺激し、集中したり落ち着いたりするグッズ)を用意しました。

サンダーズの会場では完全個室で試合観戦ができる部屋がないため、専門家からの助言を参考にしながら、近くの授乳室を「落ち着くお部屋」として用意しました。「落ち着くお部屋」では、照明を消して落ち着く色のライトや感覚刺激グッズを置いて、試合につかれた時やパニックになった時にいつでも使えるよう準備をしました。
また、選手との交流は出来ませんでしたが、細川一輝選手から子どもたちに向けて「ユニフォームを着て試合を楽しんでください。僕が試合に出たときには3ポイントシュートとフィジカルを活かしたディフェンスに注目してください!」とコメント動画をいただきました。

子どもたちは、イヤーマフを付けて、それぞれが落ち着く場所でバスケの試合を楽しんでいました。ご参加いただいた親御さんからは「センサリールームとは別に『落ち着く部屋』があるのは安心できる」や、子供たちからは試合終了後に「また来たい!」と言っていただき喜んで帰っていただきました。
今回の活動から、クラブとしても試合観戦を通してできることが増えていくのはと嬉しいことであると感じており、今後も群馬クレインサンダーズは、感覚過敏の方だけでなく、様々な理由で一般席での観戦が難しい方などを含め、誰もが安心して試合観戦ができる環境を作っていき、バスケットボールを通した共生社会の実現に向けた取り組みに力を入れていきます。
   

参加者の声

敏感な子の特性と重さはそれぞれ違うので、どんな子でも観戦可能かといえば、それはとても難しいと思います。ですが、今回参加した子どもたちは、臨場感があるセンサリールームが楽しかったと思います。
娘は、バスケ観戦がかなり楽しくて嬉しかったようで、サンダくんのぬいぐるみと寝ています!
そしてテレビでバスケが流れると、「あ、バスケ!」とバスケをマスターしたかのような得意げな顔をします。
敏感なのは大人の方でもたくさんいるので、バスケを観戦してみたいけど音と光が、、、という方もわたしの耳にはたくさん入ってきています。
今回、センサリールームでバスケ観戦をさせていただき、センサリールームだけでなく様々な活動を通して、自分たちの町にこんな素晴らしい場所があることを、太田市民みんなが他の市に自慢できるといいなと感じました。

ご協力企業

・株式会社木村鋳造所
・日本生命保険相互会社太田支社
・ブックオフコーポレーション株式会社
・パナソニック株式会社
・株式会社Yogibo
・株式会社乃村工藝社
 

SDGs17の目標

この活動は、SDGs17の目標のうち ⑩ 人や国の不平等をなくそう のゴール達成を目指すための活動です。


群馬クレインサンダーズは、社会的責任活動”ONGAESHI”を通して、Planet,People,Peaaceの各分野で活動を展開し、オフコートの3Pointを目指し、地域社会の未来のためSDGsに貢献します。