[2021.02.12] ホームタウン変更の経緯(記者会見配布資料)
◆ホームタウン変更に至った時系列での流れ
2020年夏 具体的な検討開始
11月14日 太田市清水市長、B.LEAGUE島田チェアマンらによる講演会を開催
11月15日 太田市で試合開催(今シーズン最多入場者数<1,514名>を記録)
12月末 前橋市・太田市・群馬県の各首長を訪問し、ホームタウン変更することを説明
2021年2月9日 B.LEAGUE理事会にて決議
◆ホームタウンを太田市に変更した判断根拠
太田市にB1基準を満たす5,000人超収容の新設アリーナが建設されることが最大の理由。また、太田市は観光資源として群馬クレインサンダーズを活用したいという想いがあり、一緒にスポーツを軸にした街づくりをしていくという将来構想に共感した。
また以下の事業的メリットも大きな理由
・リーグの将来構想で語られる新B1条件は、①アリーナ、②集客、③売上。基準の詳細はまだ具体的に提示されていないが、リーグ関係者の話から総合的に判断し、新B1に入るためには新アリーナをホームアリーナにすることが絶対条件と考えた。
・現在のヤマト市民体育館前橋では夢のアリーナ実現が見込めず、来場者へ快適な観戦環境(例えば均質かつ迫力ある音響やVIPルーム設置など)の提供も厳しい。
・駐車場台数がヤマト市民体育館前橋は約400台。太田市運動公園は約1,200台で電車の最寄駅(竜舞駅)から徒歩20分(ヤマト市民体育館前橋は最寄り駅なし)。駐車場台数は車社会の群馬県では大きな懸案となる。太田市だとより利便性が高まり、集客増の可能性が高まること。
・新アリーナ完成により、ビジョンや座席設営等で年間数千万円規模のコスト削減が図れる(削減した分を選手補強や演出強化に掛けられる)。
・行政の熱量や本気度。スポーツ全般、さらに群馬クレインサンダーズに対する太田市の期待が大きく、ハードとソフトを一体化させた太田市のスポーツで街づくりをしていくという熱量に、強くひかれた。
これらを総合的に判断して決断に至った。
◆新アリーナ完成を待たずして移転する理由
移転を決めた条件下では、早期に太田市へ移転することで、新アリーナ完成前に地元太田市の皆様とともに盛り上げを醸成し、助走期間を設けることが新アリーナを満員にする近道だと考えた。
新アリーナは人気向上の起爆剤になるだろうが、それよりも地元に根差した活動を時間をかけて継続的に、それも過去と比にならないくらい積極的に行うことが重要と考えている。
新アリーナが完成するタイミングには、B1優勝争いをする決意。そして新アリーナが常に満員ととなり、太田市民はもちろん群馬県民の皆が誇れ、そして遠方からもわざわざ見に来たくなるような魅力あふれるチーム・クラブにする。群馬クレインサンダーズを人気実力ともに「日本一」のクラブにしていく。
◆群馬クレインサンダーズと太田市との関係
2020年7月14日に「地域活性化に関する包括連携協定」を太田市と締結
【協定の内容】
以下の内容において太田市と連携を行い、地域活性化を一緒に取り組んでいく
(1)スポーツの振興
(2)市民の健康増進
(3)地域の安全・安心
(4)地域産業・観光の振興
(5)シティプロモーション
(6)子育て支援、青少年の健全育成
(7)地域人財の育成
(8)その他、目的を達成するために必要な事項
【目的】
太田市とバスケットボールというスポーツ活動を通じて、両者が相互に連携協力することにより、地域の活性化に寄与する
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ホームタウンを太田市へ変更するのを機に、これらの活動をさらに活性化させ、ハードとソフトを一体化させた地域活性化に貢献し、太田市を日本中に名を轟かせるバスケの聖地にしていきたい。